過剰サービスを減らすのは恐らく少しの思いやり

最近、このような話題が増えているように思います。

日本の過剰労働は、「お客様」の暴走が原因だ(東洋経済ONLINE より)

店舗

良い傾向ではないでしょうか。
コンビニに行っても美容室や洋服屋に行っても「え?ここまでするの?」と戸惑うことが多いです。
リピーター獲得の一貫だとは思うのですが、何事も便利になりすぎて贅沢になり、その結果大げさで奇抜なサービスを求められてしまう世の中には、私も疑問を感じることがあります。

何せそのサービスの裏にあるのは、ストレスフルな職場環境にサービス残業。
人材の使い捨てが当たり前であるブラック企業も、減ったという話を聞きません。
そして更に不幸なことに、このサービスに味を占めるばかりか、もっともっと、と要求する人も多いという現状があります。

「納期は命より重い」との合言葉で炎上した鉄鋼会社。
しまむらやコンビニで土下座を強要してそれをSNSにアップする、善悪の判断も罪悪感も失ったモンスター顧客。
それでも逆らえない背景には、不景気を象徴する魔法の呪文があるのです。
「お前の代わりなんかいくらでもいる」
わざわざ選んで金を出してやっているんだ、と言われてしまえば、立場の弱い社員には為す術がありません。

ただ、過剰サービスの話題で必ず上がる、24時間営業。
しかし、夜勤の人にとって、24時間開いているお店は必要だと思うのです。
夜勤をしなければならない、警察や消防、看護師や介護士、工事現場作業員など。夜勤がなければ成立しない職種は数多いです。
人が寝ている時間帯に苦労をして働いている人にも、サービスを受けるべき時はあります。

問題は、サービスを受ける側の意識です。
本来なら、労働者と消費者は対等であるべきなのです。
その構図が崩れてしまうのは、恐らく「お前の代わりなんかいくらでもいる」という魔法の呪文が発生してしまう、中年になればなるほど厳しくなっていく転職問題。
そして「義理で買ってあげたのよ」という声を生み出す、会社から与えられた過酷なノルマです。

人がいなければ、サービスは成立しません。
そして人にはそれぞれ感情があります。
お金を支払っているという意識ももちろん大切ですが、「一緒に会社を支えてくれている」と尊重する気持ちも、「サービスしてもらっている」という感謝も、常に持ち続けていたいものです。

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