病は気から?「サイバー心気症」

前回少しだけ取り上げた「サイバー心気症」
この症状って、まだそんなに話題になっていないらしいのですが
調べてみると、本当に恐ろしい症状なのですね。

身をもって思い知りました。

ある日、肩こりが酷すぎて背中や肩と胸の境目辺りが痛み出したので、怖くなって検索してみたら
検索1ページ目で覆い尽くされているどころか、予測検索にまで出てきた言葉が
がんでした。
その日1日、Nは涙目で過ごしておりました……。

数日かけて痛みが引いていくのと同時に、涙も引いていきましたが。

このように
胸の痛み→急性心筋梗塞、大動脈解離
左肩の痛み→心臓病
腹痛・便秘→腸閉塞
など、あらゆる恐ろしい病気がずらりと並ぶのがネットです。
もちろん出てきたタイトルや内容を落ち着いて読むと、あくまで可能性の一つでしかないと分かるのですが
不安に駆られて検索して、大変な病名が太字で出てきたりした日には、しばらく頭を離れないものです。
少なくとも私はそうでした。

しかも「同じ症例で大したことなかったって話も見たい」と、Yahoo知恵袋や教えてGooなどを開き
同じ症例で大病だった結果ばかり出てきて、更にどん底まで突き落とされたり。

しかし、あくまで例は例です。
更に言えば、極めて少ない事例だからこそ、こうして症例としての価値が出てくるのです。
左肩の痛みが全て心臓病だとしたら、症例とか出される前に「今すぐ医者に行くように」と厚生労働省辺りの勧告ページが1番上にヒットしそうなものです。

なので、まず、不安になったら実際に医者まで足を運ぶのが一番です。
夜中に見てしまった人は、とりあえず一眠りして、翌朝まで待ちましょう。
何かあれば、「ごく早い発見」として大事になる前に鎮火する可能性は高く
何もなければ、医師に笑い飛ばされるだけです。

Nは実際に、不安になる→診察に行く→何事もなく帰される、というコースを5回ほど経験していますが
さすがにその繰り返しで診療代が惜しくなった人は
ひとまず目の前のパソコンの電源を切って下さい。
その上で、自分の症状が今、本当に診療が必要なレベルかどうか、自分の胸に聞いてみて下さい。
基本的に、普段の生活に全く支障がない場合は、何事もない可能性が高いです。
それでも不安な場合は、身分を証明できる医師、もしくは政府機関や有名国際団体公認のサイトで情報を得るか
「アスクドクターズ」「ジャストアンサー」で質問するのも良いでしょう。
有料ですが、その分信頼性の高い回答を得られます。

ただし、痛みはないものの、目に見えるほど明らかな変調(出血や異様に硬いしこりなど)がある場合は
大病ではなくてもとりあえず何かある場合もあるので、診療をお勧めします。

検索結果の上位に出てくる情報が有益且つ一般的な情報だと考える人もいるようですが
それは絶対にあり得ない、と言い切れます。
最近では、怪しげな情報サイトが有効なSEO対策を用いて、検索結果の上位を占めることもあるようです。
しかし、有益な情報は、いくつもの症例を実際に診て治療してきた専門家である医師の診察でしか得られないものです。
ネットはあくまで可能性の模索、情報収集の場です。
情報の取捨選択は、ユーザーの自己責任なので、まずは自分の胸に聞いてみることから始めましょう。
そして自分が心配性である自覚があるなら特に、ちょっとした症状をネットで検索する行為そのものをストップして下さい。

「病は気から」という諺もあるように、思い悩むと本当に体を壊してしまうものです。
進むのも、戻るのも自分自身です。

と、散々偉そうなことを書いていますが、今回の内容全部、自分への戒めだったりします。
私も現在は脱・サイバー心気症の道半ば。
不安すぎて調べずにはいられない、ではなく、不安になったら専門家に頼る。
まず必要なのは、大量の情報ではなく、日常生活における判断と、冷静な視点なのです。
一番確実な情報は、自分の体にしかないのですから。

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